マッコーリーグループへの参入
2017-6-2
マッコーリーキャピタルは英Renewable Energy Systems (RES)グループの日本法人であるRESジャパンの全株式を取得したことをお知らせします。買収に伴い、商号をアカシア・リニューアブルズへ変更します。(英表記:Acacia Renewables)
アカシア・リニューアブルズは、東京に本社を置き、経験豊富なエンジニア及びプロジェクト・マネージャーからなる多国籍開発チームを擁し、日本国内の陸上風力発電プロジェクトを開発していきます。アカシア・リニューアブルズは技術・プロジェクトマネジメントにおいて引き続きRESグループからサービスを受ける事で、買収後も最先端且つ専門的な開発業務を継続していきます。
先日公表された英Green Investment Bankの買収に続き、マッコーリーキャピタルはRESジャパン買収を通して再生可能エネルギー事業を日本で拡大していきます。
マッコーリーキャピタルのアジア・中東地域ヘッドである、ハジール・ナグディ氏は、「マッコーリーは長年にわたり、再生可能エネルギーやクリーンテクノロジー分野において事業を展開して参りました。アジアでは風力、太陽光、廃棄物や環境サービスプロジェクトを手がけてきており、この度の買収は日本をはじめ、アジア地域における事業基盤をさらに強化するものになるでしょう」
「開発・建設のエキスパートをチームに加えたことで、我々は日本の利用者及びビジネスにエネルギーの選択の幅を広げる貢献ができる事をうれしく思います」と述べています。
RESグループの欧州・中東アフリカ、及びアジア太平洋地域コマーシャルディレクターであるマルコ・ペローナ氏は、「マッコーリーキャピタルと引き続き世界各地で協働できることをうれしく思い、同時にアカシア・リニューアブルズの益々のご発展を祈念致します」と述べています。
アカシア・リニューアブルズのCEOであるデイヴィッド・ポヴァール氏は、「マッコーリーキャピタルは世界有数のインフラ・再生可能エネルギー事業への投資家であり、その経験とアカシア・リニューアブルズの知見を合わせることで、日本の再生可能エネルギー市場においてシェアを拡大することができると確信しています」と述べています。
マッコーリーについて
1969年に設立されたマッコーリーグループは銀行業務、アドバイザリー業務、投資、及び資産運用業務を提供する国際的な金融グループです。世界27ヵ国に従業員13,597人を抱え、2017年3月31日時点の運用資産は4,817億豪ドルです。
マッコーリーキャピタルはM&Aアドバイザリー、株式・債券資本市場業務、自己勘定投資を中心に総合的なコーポレート・ファイナンス・サービスをグローバルに提供しています。マッコーリー、及びそのファンドは再生可能エネルギー分野において世界最大の投資家であり、直近では、英国のGreen Investment Bank を23億ポンドで買収しました。再生可能エネルギーやクリーンテクノロジー事業は、マッコーリーのインフラ事業戦略の重要な一環として位置づけております。
マッコーリーが世界全体で運用するインフラ資産は総額1,360億豪ドル以上にのぼり、世界有数の機関投資家(年金基金を含む)と共同で出資しています。マッコーリーの再生可能エネルギーの詳細は以下リンクをご参照ください。www.macquarie.com/renewables.
RESについて
RES(Renewable Energy Systems)は再生可能エネルギーの独立系大手開発企業です。創立以来、30年にわたり、世界の再生可能エネルギー市場の開発において重要な役割を果たしてきました。主に、陸上・洋上風力発電、太陽光、エネルギー備蓄や送電において、全世界で12GW以上の再生可能エネルギープロジェクトの開発・建設を手掛けています。英国に本拠地をおき、その活動は世界各地におよびます。詳しくは以下リンクをご参照ください。